擬態の達人で見つけるのが一苦労のタツノオトシゴの仲間

分布 中・西部太平洋
科目・種類 ヨウジウオ科タツノオトシゴ属
色、形、大きさ 体には突起。全長1cm程度。

主に熱帯、温帯域の沿岸のヤギ類の枝に生息していることが多いです。ピグミーシーホースとはタツノオトシゴの仲間です。ピグミーとは「並はずれて小さい」という意味で、1種類ではなく、指先ほどの小型のタツノオトシゴのグループを総称して呼び、世界に10種類近くいます。1cmほどの体なので、ただでさえ小さくて見つけにくいのですが、それに加えて擬態の達人で、ヤギの枝とそっくりな風貌で隠れ住んでいるので、非常に見つけにくいです。

ピグミーシーホースの生態はまだ知られていないことが多いのですが、同じ宿主にペアで群れを作り、雄は痩せていて、雌はおなかがふっくらとしています。

日本で見られるものは近縁種でジャパニーズピグミーシーホースと呼ばれています。セブではオランゴ島付近などで見ることができます。