錦のように華やかな魚

分布インド〜西太平洋、ミクロネシア
科目・種類スズキ目キンチャクダイ科ニシキヤッコ属
色、形、大きさ側扁形、体色は黄色、白か青の帯が入る、体長20cm程度にまで成長

インド〜西太平洋、ミクロネシアなどに分布するニシキヤッコは黄色の体色に、白色か青色の帯が入るとても華やかな魚。その美しい姿から観賞魚としてとても人気です。

ニシキ(錦)とは、多彩な色糸を用いた絹の紋織物のことで織物の中でも最も華麗とされます。英名は「Regal angelfish」。Angelfishはキンチャクダイ科の総称でRegalは最もそれらしいという意味です。

生息する地域で多少色に特徴があり、フィリピンで見られるニシキヤッコは頭部が白色、紅海などで見られるものは頭部が黄色です。幼魚もまた可愛らしく、背鰭後方部に大きな黒い斑点があり、まるで目玉のようです。これは外敵から身を守るためとされています。サンゴ礁や岩礁域に生息しサンゴや岩の付着生物や藻などを捕食します。通常、単独かペアで見られることが多いようですが、繁殖時にはハーレムを形成することもあるようです。