17世紀に建てられた中国人豪商の住居。
セブ旧市街、ダウンタウン地区にある17世紀ごろの中国人商人、ヤップ氏が建てた家屋で、セブ内でも最も保存状態のよい民家のひとつです。主に珊瑚石と木からできており、屋根は粘土瓦が積まれたこだわりの頑丈な造りは年月を経ながらも失われることなく、現在は博物館として一般に公開されています。1階は問屋の倉庫、2階は住居として使われていたようです。
建物の貴重さだけではなく、キリスト教の飾りやキリスト像、高価な調度品や家具のほか、食器や本棚、洋服なども展示しているので、当時の華やかな暮らしを満喫していた人々の生活スタイルをうかがい知ることもできます。特にアンティークに造詣の深い方にはとても興味深いアイテムが多いのではないでしょうか。
向かいの「パリアン広場」にHeritage of Cebuモニュメント(セブの遺産記念碑)が建っています。分かりやすい目印があるので、それを頼りに行けばよいでしょう。
<所在地>155 Mabini Street, Parian, Cebu City
<交通>フエンテ・オスメニャからタクシーで約5分。
<入場>50P,学生50P,子ども無料
フィリピン最古の都市・セブには、その歴史を物語る建物や史跡が他にも多数存在しています。
教会、要塞、ストリート・・セブの歴史を訪ねて、のんびり歩いてみませんか?