果物の王様、そして強烈な香りで知られる。日本では極端に好みが分かれる印象だが、セブでは手頃なフルーツのひとつ

原産地 東南アジア
科目・種類 アオイ科ドリアン属
色、形、大きさ 20〜30cmほどで、暗い灰緑の棘のある果皮をもち、果肉は乳白色

ドリアンといえば「臭い」「マズい」と言われる一方で、「クセになるおいしさ」と愛好家も多い謎のフルーツ。賛否両論のもととなる「におい」は硫黄化合物の集合体が複雑に絡み合うことで作り出されていますが、持ち込みを禁じる航空会社やホテル等もあるので、手に入れた後も食べる場所に気をつけましょう。

重くトゲトゲしい果皮を割ると中は5つに分かれていて、それぞれに2〜3個の大きな種子が入っています。可食部はそれ以外の部分なので、外側からの見た目よりも量は少なめ。クリーミーで甘いのですが、果皮を割った直後から徐々ににおいがきつくなっていくようなので、ぜひ現地の市場などでフレッシュなものをすぐさま試してみましょう(品種や熟成状態によっても左右されますのでご注意ください!)。

そして忘れてならないのはその高い栄養価。マグネシウム、リン、ビタミンB1などを多く含んでいます。いろいろな意味でぜひトライしてみたいフルーツですね。