砂地の海底でテッポウエビと共生
分布 | 日本では相模湾以南の太平洋岸、琉球列島 インド・西太平洋域 |
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科目・種類 | ハゼ科ネジリンボウ属 |
色、形、大きさ | 白色の体色に4本の黒色の帯。左右に平たく側扁した体型。成魚の全長4cm程度 |
白い体に黒いラインが斜めに入ったまるでキャンディみたいな見た目をしている愛らしい魚です。体側に4本の黒色の帯が斜めに入り、眼の前方は黄色をしていて、体長4cmほどの小型種です。名前もよく似ているネジリンボウと姿も似ていますが、第一背鰭の第2棘が長く伸びていないことで区別することができます。
ヒレナガネジリンボウはハゼの仲間でサンゴ礁域や岩礁域の水深20m~50mの砂地、砂泥の海底にテッポウエビと共生しています。ハゼとテッポウエビの共生はとても有名ですが、その共生関係はテッポウエビが巣穴を作って、ハゼが見張り役という持ちつ持たれつの関係。その関係を一目見ようと多くのダイバーの観察対象となっています。