大型のものはダイバーに人気。ギンガメアジ属でも最大種

分布 インド太平洋の熱帯・亜熱帯海域
科目・種類 アジ科ギンガメアジ属
色、形、大きさ 成魚は全長180cm。体は側扁し、体高が高い

成魚は大きいもので180cm、重さ80kgまで成長し、大型種であるギンガメアジ属でも最大種になります。体向が高く、顎が大きいなどアジよりもマダイに似た風貌です。成魚の体色はグレーから黒色。特にオスは全身が黒ずんでいます。水深100mまでの浅い海に生息しています。

若魚は内湾で群れで生息し、成魚になると外洋に面した沿岸域を単独で回遊するようになります。大型のものは、サンゴ礁や岩礁の水深が急激に落ち込む場所に見られることが多いようです。大型のものはダイバーの観賞対象、釣りの対象として人気です。体重5kgぐらいの若魚は食用として美味です。

マクタン島から船で30分沖に出た海洋海洋保護区のヒルトゥガン島では、ロウニンアジの群れを見る事ができます。世界最大のアジであるロウニンアジが大群で泳ぐ光景は圧巻です。