サンゴの上で生活する黄色い体が特徴の可愛い魚
分布 | 南日本からグレードバリアリーフ南端までの西太平洋 |
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科目・種類 | スズキ目ハゼ科 |
色、形、大きさ | 体型は紡錘形。大きさは最大3.5cmほど |
名前の通り全身が鮮やかな黄色の可愛らしい魚です。目の下の頰部分が少し白っぽくなっています。ミドリイシ属の枝状サンゴに住み着いていて、小さい時から大きくなるまでずっとサンゴで生活しています。1つのサンゴに単独で住んでいるものもいますが、15尾ほどの群れで生息していることもあり、その姿がまるで木に黄色の花々が咲いているようにも見えることもあります。大きな魚が近づくとサンゴの間に身を潜め、エサを食べる時はサンゴから離れて浮かんで、プランクトンを食べることもあります。産卵もサンゴの上で行い、サンゴの枝に一回に1000個もの卵を円盤状に産卵します。
綺麗な色彩なので、鑑賞魚として人気ですが、体表の粘液には毒があるので、注意が必要です。
他のコバンハゼ類と同じく雌性先熟で最初は雌として成長し、その後性転換を行い雄になりますが、双方向の性転換ができる能力を持っています。