幼魚は❝さざ波❞のような模様
分布 | 西太平洋・インド洋など |
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科目・種類 | スズキ目スズメキンチャクダイ科 |
色、形、大きさ | 成魚は暗褐色、幼魚は紺色の地に白の曲線、側扁形、成魚は40cm程度 |
西太平洋・インド洋などの岩礁域やサンゴ礁に生息するキンチャクダイ科の魚で、幼魚と成魚では見た目が大きく変化することが大きな特徴です。サザナミヤッコは漢字表記で「小波奴」と書きますが、この名前は幼魚に由来しています。幼魚の地の体色は紺色で、体の側面に白い曲線が入り、それがまるで小波のように見えるのです。
一方、成魚は全体的に暗褐色ですが、暗褐色の部分には水色の斑点、白色の部分には黒色の斑点が多数見られます。また、鰭やエラ、目の周りが蛍光の青色で縁どられているのもポイントで、目の周りはまるで青いアイシャドウを塗っているかのようです。
サザナミヤッコの成魚は餌の確保のために縄張りを作り、同種が侵入してくると追い払う習性がありますが、幼魚が異なる模様をしているのは、別の種の魚を装って、縄張り内の餌を食べるためでもあるようです。