チョウチョウウオ

黄色の体色がトレードマーク

西部太平洋に分布し、温帯域に適している魚です。水温10度でも生息することができ、チョウチョウウオの仲間では最も北部に分布しています。幼魚はオレンジがかった色をしていますが、成長すると体色は黄色になります。その黄色の体側には茶色の線が平行に入っていて、頭部は目を通る黒い帯があり、その横に白い帯があるのも特徴です。

よく似た姿をした魚に「ツキチョウチョウウオ」がいますが、チョウチョウウオの方が大きいこと、頭部の白帯がチョウチョウウオは真っすぐなのに対して、ツキチョウチョウウオが弧を描くように曲線になっていることでも見分けることができます。水深1m～30mまでのサンゴ礁域、岩礁域に生息します。藻類、カイメン、底性の小型甲殻類などを食べる雑食性です。大群を作ることもあり、とても美しい光景です。