体に入った縞模様が美しいベラの仲間

分布インド洋・中部太平洋
科目・種類スズキ目ベラ科
色、形、大きさ体色は腹側が桃色、背側は紫色。側扁型。全長10cmほど

サンゴ礁で見られるベラの仲間。小型の種で成長しても10cmほどの大きさです。体の形は他のベラの仲間と同様に左右が平たい側扁形。地の体色は腹側が桃色で、背側は紫色、緑〜黄色の縦縞が6本あります。また目は赤く、目の玉を挟むように2本の白い線が入っているのも特徴的です。尾鰭は黄色をしていて尾柄の上部に小さな黒い斑点が見られます。

サンゴ礁や岩礁域に生息し、サンゴの合間や岩陰から素早く出たり入ったりする姿を見ることができます。かなり動きが素早いのでじっくり観察することは困難ですが、それでもやはりとてもキレイなので、出会うことができたら嬉しい魚。小さな体の魚ですが、その見た目とは裏腹に意外と貪欲で甲殻類などを捕食します。また、気が強い性格で自分の縄張りに他の魚が侵入してくると追い払います。